コラム
2025.10.08

家庭学習の親子バトル、もう終わりにしませんか?子どもが自ら学ぶ「自主練」の秘密(2)

子どもが家庭学習を自ら進んでおこなうようになるには、何よりも「自分がやりたい」という気持ちが重要です。このことを、スポーツに例えて考えてみましょう。

もし、お子さんがバスケットボールを習い始めたとします。最初のうちは、週に数回の練習だけで十分満足するものです。ただただ、ドリブルやシュートをするのが純粋に楽しいからです。

しかし、少しずつ上達してバスケットボールの楽しさに夢中になると、人は不思議なことに「もっと上手くなりたい!」という欲が出てきます。そして、誰かに言われるでもなく、自分から練習を始めるようになるのです。

「今日はシュートの練習をしよう」「新しいドリブルの技をやってみたい」と、自分で練習内容を考えて実践します。たとえ一人でできることが限られていても、少しでもバスケットボールに触れることで上達を目指すようになるのです。

実は勉強も同じなのです。勉強が「楽しい」と感じ、もっと「できるようになりたい」という気持ちが芽生えれば、子どもは自ら学び始めるようになるのです。

 

次回は、どうすれば勉強を「楽しい」と思えるようになるのか?についてお伝えしたいと思います。

 

<続く>