コラム
2025.10.10

家庭学習の親子バトル、もう終わりにしませんか?子どもが自ら学ぶ「自主練」の秘密(3)

前回の続きで、では、どうすれば勉強を「楽しい」と思えるようになるのか?

「勉強はバスケットボールと違って楽しいものじゃない…」。そう思われるかもしれません。たしかに、バスケットボールは身体を動かす楽しさがありますが、勉強の楽しさは少し違います。

しかし、子どもが「もっと知りたい」「もっとできるようになりたい」という気持ちを持つきっかけは、ご家庭でも作ることができます。

1.好きな教科や得意なことから始める

 まずは、お子さんが「これならできる!」と思える教科や分野から始めましょう。算数が好きならパズルを、理科が好きなら科学館に行ってみるなど、得意なことから小さな成功体験を積み重ねることで、「もっとやりたい」という意欲が生まれます。

 

2.遊びの延長で学ぶ

「楽しく学べるツール」を積極的に活用しましょう。例えば、漢字のアプリを使ったり、ボードゲームで計算力を鍛えたり、クイズ番組を一緒に見たりするのも良い方法です。遊び感覚で取り組むことで、学ぶことへの抵抗感が薄れます。

 

3.達成感を味わわせてあげる

お子さんが小さな目標を達成したら、心から褒めてあげるのです。例えば、「九九を全部言えたね!すごい!」「今日は漢字を3つも覚えたね」など、具体的な言葉で褒めるのです。達成感を味わうことで、次の学習へのモチベーションにつながります。

 

子どもが自主的に学ぶ力を育むためには、保護者の方が「やらなきゃダメ」と強制するのではなく、「もっと頑張りたい」と思える環境を整えることが重要です。

バスケットボールの自主練に取り組むのと同じように、お子さんが「学習は楽しい!」という気持ちを原動力に、自ら学ぶようになっていくはずです。

 

子どもが自主的に学ぶ力を育むためには、保護者の方が「やらなきゃダメ」と強制するのではなく、「もっと頑張りたい」と思える環境を整えることが重要なのです。

お子さんが「学習は楽しい!」という気持ちを原動力に、バスケットボールの自主練に取り組むのと同じように、自ら学ぶようになっていくはずです。

 

<了>