コラム
2025.05.14

小学生の家庭学習、無理なく続くちょっとしたコツ②

前回は、家庭学習を習慣化する第一歩として、場所と時間を決めること、そして短い時間から始める大切さをお伝えしました。今回は、「具体的に何を学習すれば良いの?」という疑問にお答えします。
 

家庭学習の内容を選ぶ上で最も大切なことは、「学校の授業の復習」を基本にすることです。小学校の学習は積み重ねが重要です。その日に学んだことをその日のうちに復習することで、知識が定着し、理解が深まります。
具体的には、以下の内容が良いでしょう。
 

宿題:まずは、学校の宿題をしっかりやりましょう。理解が曖昧な部分は、教科書や参考書で再度確認することが大切です。
 

音読:教科書の文章や、興味のある本などを声に出して読むことは、読解力や表現力を養う上で非常に効果的です。
 

漢字練習:小学校で学ぶ漢字は、学年が上がるにつれて増えます。毎日少しずつでも良いので、書き取り練習を取り入れ、無理なく漢字力を身につけましょう。
 

計算練習:基礎的な計算力は、算数だけでなく日常生活でも重要です。市販の計算ドリルなどもうまく活用するとよいでしょう。
 

興味関心のあるテーマの学習:学校の授業とは別に、お子様が興味を持っているテーマを図鑑やインターネットで調べるのも良いでしょう。例えば、植物が好きなら植物の本を読む、宇宙に興味があるなら星座について調べるなど、知的好奇心を刺激する学習は、自主的な学びにつながります。
 

ここで大切なのは、親御さんが一方的に学習内容を決めるのではなく、お子様の意見を聞きながら一緒に決めることです。
また、完璧主義になりすぎないことも大切です。毎日全ての教科を完璧にこなすのではなく、日によって学習内容を変えるのも良いでしょう。
 

家庭学習は、学力向上だけでなく、お子様の自主性を育む大切な時間です。焦らず、お子様のペースに合わせて、無理なく続けられる学習内容を見つけていきましょう。


次回は、家庭学習をさらに楽しく、効果的にするためのちょっとした工夫についてお伝えします。

<続く>