コラム
2025.05.16

小学生の家庭学習、無理なく続くちょっとしたコツ③

前回は、家庭学習で取り組むべき内容について、学校の復習を基本としつつ、お子様の興味関心を大切にすることをお伝えしました。今回は、その学習をさらに楽しく、効果的なものにするためのちょっとした工夫をご紹介します。
 

毎日の家庭学習が単調な作業にならないように、変化と遊び心を取り入れることです。お子様が「楽しい!」と感じることで、意欲的に学習に取り組むようになり、集中力も持続しやすくなります。
具体的な工夫としては、以下のようなものがあります。
 

ゲーム要素の導入:計算問題や漢字の書き取りなどを、カードゲームの形式で行うのはいかがでしょうか。市販のカードゲーム形式の学習ゲームがおすすめです。
 

タイマーを活用する:「10分でどこまでできるかチャレンジ!」のように、タイマーを使って学習時間を区切り、ゲーム感覚で取り組むとよいでしょう。集中力が途切れやすいお子様には、短い時間で区切って取り組む方が効果的な場合があります。
 

親も一緒に楽しむ姿勢を見せる:親御さんが一緒に問題を解いてみたり、音読を聞いて褒めてあげたりするだけでも、お子様は安心して学習に取り組めます。「すごいね!」「よく頑張ったね!」といった声かけは、お子様の自己肯定感を高めます。
 

アウトプットの機会を作る:学習した内容を誰かに説明したり、絵を描いて表現したりする機会を作ることで、理解が深まります。「今日の算数で習ったことを教えて!」とお願いしてみるのも良いでしょう。
 

ご褒美を設定する:学習が終わったら、好きな絵本を読む時間を作る、一緒にゲームをするなど、小さなご褒美を用意することで、お子様のモチベーションを高めることができます。「頑張ったら楽しいことがある」という意識を持つことが大切です。
 

これらの工夫は、すべてを取り入れる必要はありません。お子様の興味や性格に合わせて、少しずつ試してみて、効果的なものを見つけていくことが大切です。
家庭学習は、お子様の成長をサポートする大切な時間です。焦らず、楽しみながら、お子様と一緒に歩んでいきましょう。

 

<了>