コラム
2025.04.28
算数って、つながってるんだ!小学校の学びが中学校の冒険の始まり②
前回は、小学校で学んだ図形の面積の求め方が、中学校でも再び必要になることをお伝えしました。
では、中学1年生になると、あの台形は一体どのような姿で、私たちの前に現れるのでしょうか?
中学校の数学では、小学校で学んだ図形の知識を土台として、
さらに抽象的な考え方を学び始めます。
例えば、「文字式」という、文字を使って数量の関係を表す方法を学びます。
中学校では、台形の「上底」、「下底」、「高さ」を、具体的な数字ではなく、
a、b、h のような文字で表すことがあります。

台形の面積は(a+b)×h÷2=(a+b)h/2となります。
少し見慣れない形になるのです。
「え?なんだか難しそう…」と感じるかもしれませんね。
しかし、「aが上底の長さ、bが下底の長さ、hが高さのことなんだな」と、
小学校で学んだ知識と結びつけて考えることができるからです。
さらに中学1年生で、台形を底面とした四角柱の体積や表面積の求め方も学びます。

このように、小学校で覚えた台形の面積の求め方がこのように使われていくのです。
そして、いよいよ中学3年生ではこの台形はどんな問題になって現れるのでしょうか?
<続く>