コラム
2025.10.03

小学生の読解力は「語彙力」で決まる!今日からできる言葉の育て方(3)

前回のコラムでは、語彙力を高めるためのインプット(言葉を「知る」こと)の重要性をお伝えしました。今回は、さらに一歩進んで、知った言葉を「使える力」に変えるためのアウトプットのヒントをご紹介します。

 

1. 会話の中で積極的に使ってみる
お子さんが新しく知った言葉があれば、ぜひ家族の会話の中で使ってみましょう。例えば、「今日は公園でくたくたになるまで遊んだね」や、「このお菓子、すごく濃厚な味だね」など、日々の出来事を表現する言葉から始めてみましょう。

 

2. 家族でメッセージを送り合ってみる

家族で使うチャットアプリや、ホワイトボードにメッセージを書き合うのです。今日の出来事を短く書いてみたり、簡単な質問に答えたりするだけでも、言葉を文章で使う良い練習になります。

 

3. 本やテレビの内容を話しあう

読んだ本や見たテレビ番組の内容を、お子さんに自分の言葉で説明してもらいましょう。
その際、「この主人公はどんな気持ちだったかな?」「この場面はどんな様子だった?」と質問してあげることで、言葉を使いながら内容をまとめる力が養われます。

 

語彙力を高めることは、スポーツの練習に似ています。ただルールを知るだけでなく、実際に体を動かして練習することで上達します。言葉も同じで、インプットとアウトプットを繰り返すことで、本当の「使える力」になっていくのです。

 

<了>