コラム
2025.05.24

小学校の英語と中学校の英語はココが違う!(3)

これまでの連載では、中学校の英語でお子さんがつまずいてしまう原因には、小学生と中学生の英語の勉強内容や方法の違い、勉強する量の増加、そして小学校での英語の勉強の状況による差など、色々なことが複雑に関わっていることをお伝えしてきました。

小学校の英語は、中学校の勉強を先にやるのではなく、英語への興味や関心を育て、「英語って楽しい!」という気持ちを育むための、とっても大切な時間です。この時期に英語が好きになることができれば、中学校に入ってからの英語の勉強へのやる気を高く保つ大きな力になります。

また、小学校の英語を通して、正しい発音や簡単な日常会話の表現に慣れておくことは、中学校での聞くことや話すことの勉強で大きな助けになります。
さらに、早い時期からアルファベットや基本的な単語に触れておくことで、中学校での読み書きの勉強への抵抗感を減らすことができます。もちろん、中学校に入ってからのお子さん自身の頑張りも大切ですが、小学校でしっかりと英語の土台を作っておくことが、その後の英語の勉強の結果を大きく左右すると言っても間違いありません。

では、中学校で英語につまずかないためには、どうすればいいでしょうか。

• 小学生の英語の授業内容について、お子さんと積極的に話してみてください。
• 英語の歌を一緒に歌ったり、英語の絵本を一緒に読んだりして、英語に触れる楽しい時間を作ってみましょう。
• アルファベットの練習や、簡単な単語に触れる機会を普段の生活の中で意識して作ってみてください。
• お子さんが英語で何かを言おうとしたら、積極的に褒めてあげてください。

など、ご家庭でできることはたくさんあります。
中学校の英語でつまずかないためにも、小学校の英語の勉強を大切にしましょう。そして、ご家庭でできるサポートを通して、お子さんが中学校で自信を持って英語の勉強に取り組めるよう、今からできることを始めてみてください。

<了>