コラム
2025.05.20

小学校の英語と中学校の英語はココが違う!(1)

「うちの子、小学校で英語を習っているけど、中学校に入ったら大丈夫かな…?」もしかしたら、そんな心配をされている保護者の方もいらっしゃるかもしれませんね。実は、小学校と中学校の英語は、勉強する目的も、内容も、やり方も、ずいぶん違うんです。
小学校の英語は、3・4年生ではまず「英語って楽しい!」と感じることが一番大切にされます。歌を歌ったり、ゲームをしたりする中で、自然に英語の音や簡単な言い方に触れることが多いでしょう。
そして、5・6年生になると、「聞く」「話す」だけでなく、「読む」「書く」準備も少しずつ始まりますが、簡単な日常会話や単語に触れるくらいです。

ところが、中学校に入ると、英語の目標はぐっと高くなります。「聞く」「話す」「読む」「書く」の4つの力をバランスよく身につけて、自分の考えや気持ちを英語でしっかり伝えられるようになることが求められます。そのため、文法のルールをきちんと習ったり、たくさんの単語を覚えたりと、本格的な勉強が始まるんです。
さらに、小学校ではあまり気にしなかった単語のスペルも、中学校ではテストで正確に書けないと点数になりません。

また、中学校で習う文法や単語の数は、小学校とは比べものにならないほど増えます。小学校で習った約600〜700語は、中学校では「もう知っている」ものとして扱われ、さらに1000〜1200語もの新しい単語を覚えなければならないんです。

授業のスピードも速くなり、「ちょっと分からなかったな…」と思っているうちに、どんどん先に進んでしまうこともあります。単語や文法のルールなど、覚えることも増えますが、「どうやって覚えよう?」と悩むお子さんもいるかもしれません。

学習内容が難しくなるため、学校の授業だけでなく、お家で復習することがとっても大切になります。英語の楽しさを感じにくくなって、「何でこんなに勉強するんだろう?」と思ってしまうこともあるかもしれません。

<続く>