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コラム
2023.06.26

小中学生の保護者様からのご相談件数 ナンバーワン!「スマホとの付き合い方」

この夏、スマホとの付き合い方

塾で保護者面談を実施する際に、もっとも多く相談を受けるのが「スマホの悩み」です。一昨年『スマホ脳』(アンデシュ・ハンセン著)がベストセラーになったことが記憶に新しいですが、この本では「スマホは私たちの最新のドラッグである」「スマホでうつになる?」など、ちょっと恐くなるようなエピソードが多数紹介されています。
スマホは恐い。しかし、一切スマホを使用しない生活というのもなかなかイメージしづらいのではないでしょうか。この記事ではスマホとのつきあい方のポイントをいくつかまとめました。お役に立てば幸いです。
 


その①スマホの定位置を決める

前述の『スマホ脳』によるとスマホを意識するだけでも学習のパフォーマンスが下がるとされています。通知をOFFにして机の中に入れておく、ポケットの中に入れておく状態でも「スマホを気にしないようにしよう」ということに脳のリソースが割かれてしまうそうです。音や振動が出ないようにすることよりも、通知を切ることよりも、物理的な距離を取って視界に入れないようにすることが一番のようです。少し離れた部屋などにスマホの置き場所を定めるのはいかがでしょうか。
 


その②時間に制限を設ける

定番の対処方法です。専用のアプリを使用すれば、「1日○時間まで」や「○時以降は使用禁止」など様々な制限を設けることができます。無料で提供されているアプリもたくさんあるので、試してみてはいかがでしょうか。


<さらにワンポイント>国大セミナーのある室長は、上位校合格を目指す受験生が「スマホを気にしすぎている=自分自身に甘えがある」と感じた際には、「スマホの制限をナシにしてはどうか」と提案しているそうです。自分自身を律すること無しに、一段階上の成長は望めないという考えからですね。
 


その③スマホ以外の何かに集中する機会を作る

なにかのついでに開いたSNS、、、気づいたら10分も経過していた。なんてことは大人でもざらにあることではないでしょうか。他に集中していることがあればそんなことも起こりづらいでしょう。

小中学生に一番おすすめしたいことは「読書」です。読書で得られるもの、養われる力は計り知れないものがあります。


<さらにワンポイント>『スマホ脳』では「デジタル時代のアドバイス」として「適度な運動」が挙げられています。文化部に所属しているなどして、運動する機会が少ないお子さんであれば、一緒に運動する機会を作るといいかもしれません。
 


その④お手本を示すのは親から

やはり、こどもたちは親御さんのことをよく見ています。立派なことを言っても、行動が伴わなければ説得力がありませんね。親御さんご自身が、スマホと上手に付き合っていることも大切かと思います。

スマホの使用法とは少しずれますが、その③で挙げた「読書」について興味深い事例があります。これまで数百人、のべにすると数千件の保護者面談を担当してきて「読書好きの子どもの、保護者の方」の多くが「読書好き」あるいは「読書の習慣をもつ方」でした。ある親御さんは、子どもに本を読ませたい一心で、それほど好きでなかった読書を自らの習慣とし、見事お子さんを読書好きにした!という方もいらっしゃいました。
 


いかがでしたか。この記事が少しでも皆さまのお役に立てば幸いです。国大セミナーでは教科内容にとどまらず、お子様の学力向上にむけた様々なテーマでご相談を受け付けております。お近くの校舎までお気軽にお問い合わせください。