コラム
2025.07.03
小数の計算の落とし穴(1)
算数の計算学習で、小数のたし算、ひき算を小学4年生で学習します。そして、小数点の位置をそろえて計算することを学びます。
小数+小数や小数−小数の計算はわりとスムーズに計算できる子が多いです。
しかし、整数と小数のたし算やひき算でつまずく子がいます。
例えば、3+2.04=2.07としてしまうのです。
3
+2.04
2.07
正しい答えは以下のように5.04となります。
3
+2.04
5.04
これは3が3.00と同じだということを理解できていないために起きるミスです。
さらには、ひき算となるとさらにミスが起こります。
例えば、4−2.18という問題のときにまずは筆算を正しく書けるかがポイントです。
ただし、書けたとしても以下のようなミスをします。
4
−2.18
2.18
これは小数点以下をそのままにして、整数部分のみひき算するというミスです。
4を4.00と考えて計算すればできるのですが、4のあとの空白には数字が何も書いていないために、このようなミスが起こってしまうのです。
例えば、日常でも靴のサイズが23㎝の場合、23.0と表記してあるのを目にしているはずです。
日常での数字を算数にも取り入れられるといいですよね。
次回は小数のかけ算についてお伝えします。
<続く>